オメガ スピードマスターは水洗いできるのか、防水性能は本当に信頼できるのか──愛用者なら一度は気になる疑問です。
本記事では、水洗い可能なモデルの特徴や注意点、リューズや防水パッキンの確認方法まで詳しく解説。

水洗いの正しい手順や保管方法、海水やプールでの使用可否、修理やオーバーホールの選び方にも触れ、長く快適に使うための実用知識を網羅しています。
記事のポイント
- オメガ スピードマスターが水洗い可能かを理解できる
- 防水性能の違いとモデルごとの注意点がわかる
- 水洗い前後に必要な手順と対処法を理解できる
- 日常使用で避けるべき水濡れリスクを把握できる
オメガ スピードマスターは水洗いできる?

スピードマスターの基本防水性能とは

スピードマスターの防水性能は、モデルによって3気圧(30m)〜10気圧(100m)まで幅があります。
日常生活の水濡れ程度であれば、5気圧防水以上のモデルで十分とされています。洗顔時の水はねや雨に濡れる程度であれば、問題なく使用できます。
一方、スピードマスターの多くはダイバーズウォッチのような高気圧対応ではありません。つまり水中での使用や水圧のかかる場面には向いていない設計です。
具体的には、以下のような分類になります。
モデル名 | 防水性能 | 使用シーン例 |
---|---|---|
ムーンウォッチ プロフェッショナル | 5気圧防水 | 雨・手洗いなど日常生活 |
スピードマスター 38mm | 10気圧防水 | 軽い水泳、海辺での使用も可能 |
クロノチャイム・X-33系 | 3気圧防水 | 水回りでは使用を避けるべき |
オメガ公式サイトによると、すべての現行オメガウォッチには防水性能があり、モデルごとに試験をクリアしています(出典:OMEGA公式)。
とはいえ、経年劣化や衝撃によってパッキンが弱くなるため、防水性能は永続的なものではありません。
まとめると、防水性能はモデルにより異なり、用途に応じた選択が必要です。水に触れる機会が多い方は、10気圧防水モデルを選ぶと安心でしょう。

スピードマスターは宇宙を目指して作られた時計ですが、
意外と水まわりは苦手なモデルもあるんですよ。
水洗い可能なモデルと不向きなモデルの違い
スピードマスターには、水洗いが可能なモデルと注意が必要なモデルが存在します。
その違いは、防水性能の等級と構造によるものです。
水洗いが可能なのは、5気圧(50m)以上の防水性能を備えたモデルです。これらは日常生活での水濡れに耐えられる設計になっており、リューズがしっかり閉まっていれば、軽い水洗いが許容されます。
一方、3気圧(30m)防水のモデルや、古いアンティークモデルは水洗いに不向きです。特に15年以上前のスピードマスターは、パッキンが劣化している可能性が高く、水が内部に侵入するリスクがあります。
以下に、モデル別の水洗い可否をまとめます。
モデル | 防水性能 | 水洗いの適正 |
---|---|---|
スピードマスター 38mm | 10気圧防水 | 〇(リューズを閉めれば可能) |
ムーンウォッチ プロフェッショナル | 5気圧防水 | △(水圧の高い水流は避ける) |
クロノチャイム/X-33シリーズ | 3気圧防水 | ×(水洗い不可) |
アンティークモデル(製造15年以上) | 不明 or 経年劣化 | ×(水洗い非推奨) |
モデルを問わず、定期点検を行い、防水部品が正常かを確認することが重要です。
まとめると、スピードマスターの中でも防水等級が高く、かつ状態が良好なモデルのみが水洗いに適しているということになります。購入時や使用前に、防水性の確認を習慣にしましょう。
水洗い前に必ず確認すべきリューズの状態

スピードマスターを水洗いする前に、最も重要なのが「リューズの状態の確認」です。
リューズとは、時計の時刻調整や巻き上げに使うつまみ部分のことです。この部分が開いていると、そこから簡単に水が侵入してしまいます。
なぜリューズの状態が重要かというと、スピードマスターの防水性は、リューズやケースの間にあるゴム製のパッキン(ガスケット)に依存しているからです。このパッキンがリューズ操作時にずれていたり、しっかり閉まっていなかったりすると、防水性能は一気に失われます。
特に以下の点を洗浄前に必ず確認しましょう。
- ねじ込み式リューズ:リューズを押し込みながら時計回りにしっかりねじ込む
- 引き出し式リューズ:カチッと通常位置まで押し込まれていることを確認
- 古いモデル:リューズのゆるみやガタつきがないか、目視でチェック
このひと手間を怠ると、防水性能があっても内部に水が侵入する可能性があるため注意が必要です。
まとめると、リューズが完全に閉じていることを確認するだけで、水洗いによる故障リスクは大きく減らせます。

どんなに防水性能が高くても、
リューズの締め忘れで水が入ってしまったという話は本当に多いです。
水洗い前の“ワンチェック”、忘れずに。
水道水とお湯洗いのリスクの違い

スピードマスターの水洗いには「水の温度」と「水圧」に注意が必要です。
特にお湯での洗浄は厳禁とされています。
その理由は、防水機能を支えるパッキン(ガスケット)がゴム製であり、熱に弱いため劣化を早めてしまうからです。高温の水や蒸気はパッキンを軟化・変形させ、隙間から水分が入り込む原因になります。
また、水道の蛇口やシャワーなどから出る強い水圧も問題です。勢いよく水を当てると、想定以上の圧力が時計内部にかかり、短時間で浸水するリスクがあります。
以下に、洗浄方法ごとのリスクを整理しました。
洗い方 | リスクの有無 | 注意点 |
---|---|---|
ぬるめの真水(洗面器にためて使用) | 低リスク | リューズを閉め、やさしく洗う |
シャワー・蛇口から直接水を当てる | 高リスク | 水圧が高く、浸水の恐れあり |
お湯(40℃以上)を使用 | 高リスク | パッキンが劣化・変形する可能性 |
蒸気の多い場所での使用 | 中リスク | 微細な隙間から湿気が侵入する可能性 |
結論として、水洗いには常温の真水を使い、優しく取り扱うことがベストです。
リューズをしっかり閉めたうえで、洗面器にためた水でそっと洗う方法が推奨されます。シャワーやお湯での洗浄は避けましょう。
正しい方法を選ぶだけで、愛用の時計の寿命を大きく伸ばせます。
スピードマスターの水洗い手順と注意点

スピードマスターを水洗いする際は、正しい手順を守ることで浸水トラブルを防げます。
防水性能があっても、扱い方を間違えれば故障の原因になるため注意が必要です。
以下に、安全に水洗いするための基本ステップを紹介します。
水洗いの正しい手順(5気圧防水以上が前提)
- リューズの締まりを確認
必ず通常の位置、またはねじ込み式の場合はしっかり閉じる。 - 洗面器に常温の真水をためる
シャワーや蛇口の直接水流はNG。洗面器を使うのが安全です。 - 時計を優しく水にくぐらせる
やわらかい布や手で、汚れをやさしくなでるように取り除く。 - 流水で軽くすすぐ
洗面器の水をすくって流すようにすすぐ。 - 清潔なタオルで水気を拭き取る
強くこすらず、押し当てるように拭き上げる。
洗浄時の注意点
- クロノグラフのボタンは水中で絶対に押さない
防水対応していないモデルでは浸水リスクが高まります。 - 超音波洗浄器の使用は避ける
内部パーツへの振動ダメージの可能性があるため非推奨です。 - 洗剤や石鹸は使わない
化学物質がパッキンを劣化させる恐れがあります。
まとめると、水洗いは“そっとやさしく”が基本です。
余計な力や化学物質を避け、構造に配慮した取り扱いを心がけましょう。

水洗いは、まるでヴィンテージカーの手洗い洗車と同じ。
丁寧さが寿命を左右する、大切なメンテナンスなんです。
水洗い後に必ず行う乾燥と保管方法

水洗いのあとは、しっかりとした乾燥と保管を行うことで、内部の腐食や湿気トラブルを防げます。
時計表面が乾いて見えても、ケースの隙間やブレスレットの可動部には水分が残っている可能性があります。これを放置すると、パーツの劣化やムーブメントへのダメージにつながる恐れがあります。
以下の手順で、安全に乾燥・保管しましょう。
水洗い後の乾燥ステップ
- 清潔なマイクロファイバークロスで水気を拭き取る
強くこすらず、時計全体をやさしく押さえるように拭く。 - 風通しの良い日陰で自然乾燥(最低4~6時間)
直射日光やドライヤーの温風はNG。熱による劣化の原因になります。 - ブレスレットの可動部を軽く動かして内部も乾かす
隠れた部分に水が溜まっていないか、軽くチェックします。 - 湿気が気になる場合は乾燥剤と一緒に保管
ジップロックや密閉ケース+乾燥剤で、さらに安心です。
保管時のポイント
- 温度変化の少ない安定した場所に置く
- 直射日光・高温多湿を避ける
- 可能であれば専用ケースに収納する
まとめると、水洗い後の乾燥は「完全に水気が抜けるまで」が基本。
目に見えない水分が、長期的な故障を招くこともあるため、時間をかけて丁寧に仕上げましょう。

拭いたら終わり、ではないんです。
“乾かす時間”までがスピードマスターのケアと覚えておきましょう。
水洗いトラブル発生時の応急処置と相談先
もしスピードマスターに水が入ってしまった場合、早急な対応が非常に重要です。
対応が遅れると、ムーブメントの腐食や電子回路の損傷につながる恐れがあります。
水入りの兆候には、以下のようなサインがあります。
- 風防(ガラス)内側のくもり
- 時計内部からの曇りや水滴
- リューズ周辺からの異音や錆の兆候
- 時刻が突然狂う・針が動かない
これらを発見した場合は、次の手順で応急処置を行ってください。
応急処置のステップ
- すぐにリューズを引き出す(開ける)
内部の蒸気を逃がし、乾燥を促進します。 - 乾燥剤と一緒に密閉保存
ジップロックなどの密閉袋に乾燥剤と一緒に入れて保管する。 - ドライヤーは使わず、自然乾燥にとどめる
高温風はパッキンの変形を招くため避けてください。 - その日のうちに修理店へ持ち込む
可能な限り早く、プロの判断を仰ぐことが大切です。
修理依頼先の選択肢
修理先 | 特徴 |
---|---|
オメガ正規サービスセンター | 純正部品・高精度・価格は高め(目安:8〜10万円) |
時計修理専門店(認定技術者在籍) | コストを抑えつつ対応可(目安:3〜5万円) |
非正規・格安店 | パーツが純正でない場合もあり、信頼性に注意 |
応急処置はあくまで一時対応。
水入りが疑われた場合は1秒でも早く専門家に相談することが、時計を守る最善策です。

内部に湿気が入ってしまったら、
“早さが命”です。
その場で乾かすよりも、
信頼できる修理店に預ける判断が鍵になります。
オメガ スピードマスターは水洗いOK?防水性と長持ちのコツ

日常生活で避けたい水濡れシーン
スピードマスターは防水性能を備えていますが、日常生活の中には“避けるべき水濡れシーン”が意外と多く存在します。
特に水圧や温度差が発生する状況では、防水性が一時的に低下する可能性があるため注意が必要です。
以下のような場面は、故障リスクを高める原因となります。
避けたい水濡れシーンの代表例
- シャワーや浴室での着用
高温と蒸気により、パッキンが急激に劣化することがあります。 - 手洗い時に蛇口の水を直接当てる
瞬間的な水圧が、防水性能を超える可能性があります。 - 炊事や洗い物中の使用
洗剤や温水による化学的・熱的ダメージが蓄積します。 - 夏場の汗・雨に長時間さらす
汗に含まれる塩分や酸性成分が、ケースやパッキンを侵します。
これらのシーンでは、たとえ5気圧や10気圧の防水性能があっても万全とは言えません。
防水性は“静止状態の真水”を想定した試験であり、現実の使用環境では予想外の力が加わることがあるためです。
結論として、スピードマスターを長く使いたいなら「水回りのシーンでは時計を外す」が鉄則です。ほんの少しの配慮が、数十万円の時計を守ることにつながります。
海やプールでの使用は可能か

スピードマスターは基本的に「海やプールでの使用には不向き」です。
理由は、防水性能があっても“潜水用途”を想定して設計されていないからです。
多くのスピードマスターモデルは5気圧(50m)防水で、これはあくまで日常生活用の強化防水。水に触れる程度の防護性能を意味します。
しかし、海やプールでは次のようなリスクがあります。
海・プール使用時の主なリスク
- 塩分や塩素による腐食
ケースやパッキンへのダメージが蓄積しやすい。 - 水圧の変化
泳いだり潜ったりすることで、防水性能を超える圧力がかかる。 - 温度変化と紫外線
強い日差しや急な温度変化でガスケットが劣化しやすくなる。
一部の10気圧防水モデル(例:スピードマスター38mmなど)であれば、軽く水に触れるレベルの使用は可能ですが、以下のような注意が必要です。
- 使用後は真水でしっかりすすぐ
- タオルで水気を丁寧に拭き取り、自然乾燥させる
- 海水に浸かった場合は、できるだけ早くメンテナンスを依頼する
本格的なダイビングや水上レジャーには、シーマスターシリーズのような“潜水用設計”のモデルが適しています。
まとめると、スピードマスターは海やプールでは「使えなくはないが、おすすめはしない」立ち位置です。
安全を第一に考えるなら、アウトドアやマリンレジャー用には別モデルを検討しましょう。

海辺やプールサイドでは、“見せる時計”として使って、水には近づけない方が無難です。
用途に合ったモデル選びも腕時計愛好家の楽しみですよ。
防水パッキンの劣化と交換の目安

スピードマスターの防水性能は、内部に使われている「パッキン(ガスケット)」によって維持されています。
このパッキンは消耗品であり、時間の経過とともに必ず劣化します。
パッキンはゴム製や樹脂製で、リューズや裏蓋、ガラスの接合部に使われており、湿気・汗・温度変化・化学物質などの影響を受けやすい素材です。防水性能が保たれているのは、この部品がしっかり密閉性を確保している状態に限られます。
パッキン劣化の兆候と対策
- 購入から3〜5年が交換目安(通常の機械式モデル)
- 乾燥後に風防が曇ることがある
- 裏蓋やリューズに触れると緩みを感じる
- 急な時刻ズレやムーブメントの異音が発生
交換タイミングと注意点
使用年数 | 推奨対応 |
---|---|
〜3年 | 点検のみでOK(使用環境による) |
3〜5年 | 防水検査とパッキン交換の検討 |
5年以上 | 定期交換推奨+オーバーホールを検討 |
また、オメガ公式は1年に1度の防水検査を推奨しています(出典:オメガ公式サービスページ)。
パッキンは目に見えない部品ですが、防水の要です。
定期的に交換・点検を行うことで、大切なスピードマスターを水から守ることができます。
メンテナンスは「壊れてから」ではなく、「壊れる前」が鉄則です。
メーカー修理と時計修理店のオーバーホール比較
スピードマスターのオーバーホールは「メーカー」か「時計修理店」のどちらに依頼するかで、対応や費用に違いがあります。
どちらにも利点と注意点があるため、時計の状態や用途に応じて適切な選択が求められます。
比較表:オーバーホール依頼先の特徴
項目 | メーカー(オメガ) | 時計修理専門店 |
---|---|---|
信頼性 | 純正部品・専属技術者が対応 | 国家資格保有者による対応が多い |
保証 | オメガの国際保証(約2年) | 店舗独自の保証(6ヶ月〜1年程度) |
価格 | 高め(約8〜10万円〜) | 比較的リーズナブル(約3〜6万円) |
期間 | 約2〜3ヶ月 | 約1〜2ヶ月が目安 |
部品交換 | 原則すべて純正部品 | 一部、互換パーツを使用する可能性あり |
判断基準としては、以下のように考えると分かりやすいです。
- 新しいモデルや高額モデル → メーカーがおすすめ
精度や将来の資産価値を保つ目的がある場合。 - 使用頻度が高い日常用モデル → 修理店も有力な選択肢
コストとスピードを重視したい人に向いています。
また、コーアクシャル機構搭載モデルは部品手配の関係で修理店では受け付けない場合もあるため、事前確認が必須です。
まとめると、オーバーホールは「信頼性」と「コスト・納期」のどちらを優先するかで選ぶのが合理的です。
いずれの場合も、信頼できる店舗や技術者に依頼することが最も大切です。

私は“信頼できる技術者”を先に探しておくのをおすすめしています。
何かあったとき、迷わず預けられる安心感は大きいですよ。
コーアクシャル機構モデルのメンテナンス周期
オメガが誇る「コーアクシャル機構」は、通常の機械式ムーブメントに比べてメンテナンス周期が長いのが特徴です。
これは摩耗を抑える設計によるもので、結果的にオーバーホール頻度を抑えられるというメリットがあります。
コーアクシャルとは?
コーアクシャル(Co-Axial)とは、オメガが開発した脱進機(時間を刻む部分)の構造で、摩擦が少なく、潤滑油の劣化に強いのが特長です。
この構造により、通常3〜5年ごとに必要なオーバーホールを、8〜10年に1回程度に延ばせるとされています。
メンテナンス周期の比較
機構タイプ | 推奨オーバーホール周期 |
---|---|
通常の機械式ムーブメント | 約3〜5年 |
コーアクシャル搭載モデル | 約8〜10年 |
クォーツ(電池式) | 約4年(電池交換含む) |
ただし、使用環境や外部からの衝撃、浸水事故があった場合は早期点検が必要です。
また、モデルによってはオーバーホールを受け付けない修理店もあるため注意が必要です。
例:コーアクシャル機構は部品流通が限られるため、一部の修理店では対応不可と明記されているケースがあります。
結論として、コーアクシャルモデルを所有している方は、「長持ち=メンテナンス不要」と考えず、
8年を目安に信頼できる技術者に点検を依頼するのがベストです。

コーアクシャルは“丈夫さ”が魅力ですが、油断は禁物。
長持ちさせるには“定期点検”というひと手間が大切なんです。
スピードマスターとシーマスターの防水性能比較

オメガの人気シリーズ「スピードマスター」と「シーマスター」では、防水性能に明確な違いがあります。
購入や使用シーンに応じて、それぞれの特性を理解して選ぶことが大切です。
結論:防水性に関しては、シーマスターが圧倒的に優れています。
スピードマスターは「日常生活防水」、シーマスターは「本格ダイバーズ仕様」として作られています。
主なスペック比較
モデル名 | 防水性能 | 特徴 |
---|---|---|
スピードマスター プロ | 3気圧(30m) | 水濡れ注意。日常使用向け |
スピードマスター デイト等 | 10気圧(100m) | 若干高めの防水性能。簡単な水仕事には対応 |
シーマスター 300 | 30気圧(300m) | 本格的なダイビングにも対応 |
シーマスター プラネットオーシャン | 60気圧(600m) | プロ仕様。ヘリウムエスケープバルブ搭載モデルも |
※公式スペックはオメガ公式サイトで随時確認可能です。
選ぶ際のポイント
- 日常使いのみ(雨、手洗い程度)ならスピードマスターでも問題なし
- 海・プール・スポーツで使うならシーマスターが安心
- フォーマル+高防水を両立したいならシーマスター アクアテラが選択肢に
防水性能は、時計のデザインと使い方のバランスを考慮して選ぶのがベストです。

水回りでの安心感を求めるなら、やはりシーマスター。
でも、普段使いにはスピードマスターの軽快さも捨てがたいんですよね。
長く使うための防水点検とメンテナンス習慣

スピードマスターを長持ちさせるには、定期的な防水点検と適切なメンテナンスが欠かせません。
防水性能は使い続けるうちに少しずつ劣化していくため、維持には意識的なケアが必要です。
結論:年1回の防水点検と、4〜6年に一度のオーバーホールが理想です。
防水性を保つカギは、ケース内部の「パッキン(防水用のゴム部品)」の状態です。
このパーツは経年劣化しやすく、破損や硬化によって水の侵入リスクが高まります。
具体的なメンテナンス習慣
- 年1回:防水テストを実施(時計店やオメガ正規店でチェック可)
- 4〜6年:オーバーホールを依頼(内部の油切れや消耗部品を一新)
- 使用後:水洗いをしたら乾いた布で拭き取り、風通しの良い場所で保管
- 夏場や汗をかいた日は、革ベルトやケース裏の汚れを早めに除去
こうした習慣を取り入れることで、スピードマスターは何十年と愛用できます。
また、長期保管時には以下のような注意点も押さえておきましょう。
- 高温多湿を避ける
- 磁気を発する家電(スピーカー・スマホ)から離して保管
- 定期的にゼンマイを巻いて内部の油を循環させる
参考:オメガ公式でも、定期的なメンテナンスの重要性が案内されています。
出典:オメガ公式 サービスガイド
まとめ:メンテナンスは“面倒”ではなく、“資産を守る行為”です。
スピードマスターの防水性を保てば、次世代にまで受け継げる一本になります。

スピードマスターは“育てていく時計”でもあります。
丁寧なケアを続ければ、10年後も美しく動いてくれますよ。
まとめ|オメガ スピードマスターは水洗いして大丈夫?
記事のポイントをまとめます。
- スピードマスターは基本3気圧の日常生活防水
- 水洗い対応モデルと非対応モデルが存在
- リューズの閉め忘れによる浸水リスクが高い
- 水道水の勢いが強すぎると水圧で水没する恐れ
- 洗面器に真水をためて優しく洗うのが安全
- お湯や温水での洗浄はパッキン劣化の原因
- 洗浄後はやわらかい布で水気をすぐに拭き取る
- 防水性能は使用環境と経年で劣化する特性
- プールや海水での使用は推奨されない設計
- 防水パッキンは通常5〜6年での交換が理想
- オーバーホール時に防水点検も同時に実施推奨
- 非防水モデルは絶対に水に触れさせないこと
- 水洗い後の自然乾燥は湿気残留のリスクがある
- トラブル時は早急に正規修理店へ相談が必要
- シーマスターとの防水性能は用途で大きく異なる
スピードマスターの水洗いは、モデルの特性や使い方を正しく理解することが重要です。誤った取り扱いは時計の寿命を縮めかねません。

購入前後のチェックポイントとして、詳しくは本文で確認し、関連情報もあわせてご覧ください。
コメント