
どうも高森です。
今回は2つの人気モデルを比較していきますよ。
オメガのプラネットオーシャンはオメガを代表するダイバーズモデルとして高い機能性を備えていることで知られています。
一方でロレックスのサブマリーナは資産性や知名度で強みを持ち、スーツにも映える万能さが評価される人気モデル。
本記事では両者の防水性能やムーブメント精度、デザインや価格帯、リセール相場までを比較し、購入前に押さえるべき要点を整理しました。
選び方の指針を探す方に役立つ内容です。
記事のポイント
- プラネットオーシャンとサブマリーナの防水性能の違いがわかる
- スーツ着用時の装着感やサイズ感の比較を理解できる
- 価格や維持費の差と購入時の注意点がわかる
- 資産性やリセールバリューの評価基準を理解できる
プラネットオーシャンとサブマリーナの基礎比較

まず違いは?コンセプトと用途を整理
プラネットオーシャンとサブマリーナは、どちらも世界的に人気の高級ダイバーズウォッチですが、設計思想と用途には明確な違いがあります。結論から言うと、前者は「プロ仕様の潜水機能を備えたタフな時計」、後者は「フォーマルにも馴染む汎用性の高い定番モデル」と整理できます。
違いの理由は、開発背景にあります。オメガのプラネットオーシャンは2005年に誕生し、600m防水やヘリウムエスケープバルブといった深海潜水向けの機能を搭載。油田探査計画など実際のプロジェクトでの使用実績があり、プロフェッショナルユースを意識した設計です。
一方、ロレックスのサブマリーナは1953年に発表され、300m防水を備えつつ、スーツや普段使いにも溶け込むデザインを維持。映画『007』シリーズでも着用され、日常と特別な場面を両立する象徴的存在となっています。
具体例として、ビジネスシーンではサブマリーナのシンプルな外観が強みになります。反対に、スポーツダイビングや海洋研究のように過酷な環境で使うなら、プラネットオーシャンのプロスペックが安心です。
要するに、用途をどこに重きを置くかで選択肢が変わるといえるでしょう。普段から幅広い場面で着けたいならサブマリーナ、機能面を追求するならプラネットオーシャンがおすすめです。

まずは『どんな場面で使いたいか』を整理しましょう。
用途を明確にすると、自分に合う一本が見えてきますよ。
装着感と試着ポイント:サイズ・厚み・ラグ幅

腕時計選びで最も重要なのは「着け心地」です。プラネットオーシャンとサブマリーナでは、ケースサイズや厚みに大きな違いがあり、試着の印象が変わります。結論から言うと、細めの腕にはサブマリーナ、存在感を求めるならプラネットオーシャンが適しています。
理由は寸法にあります。サブマリーナはケース径40〜41mm、厚みは約13mmと比較的スリムで、スーツにも合わせやすい設計です。対してプラネットオーシャンは最大45.5mm、厚み16mmを超えるモデルもあり、重量感とボリュームが特徴です。そのため、見た目の迫力はオメガ、装着のしやすさはロレックスと評価されることが多いです。
具体的な試着ポイントとしては以下が挙げられます。
- ラグ幅(バンドを取り付ける部分の幅)を確認し、手首とのバランスをチェック
- 重さや厚みがシャツの袖口に干渉しないかを確認
- 夏場など汗をかく場面でのフィット感を考慮する
このように、数値だけでなく、実際の装着感を試すことが欠かせません。
要約すると、毎日快適に使いたいならサブマリーナ、個性と存在感を重視するならプラネットオーシャンが選択肢になります。

試着すると数字以上の違いを実感できます。
腕に乗せた瞬間の“しっくり感”を大切にしてみてください。
防水・耐磁性能の比較:600m飽和潜水と300m日常最強

防水と耐磁性能は、ダイバーズウォッチの実力を測る大切な指標です。プラネットオーシャンとサブマリーナを比べると、数値上はオメガが圧倒的ですが、日常使いならロレックスも十分すぎる性能を備えています。
まず防水性能。プラネットオーシャンは最大600m防水を誇り、さらにヘリウムエスケープバルブを搭載。これは飽和潜水と呼ばれるプロ仕様の潜水作業で、ガス膨張による破損を防ぐ機能です。一方サブマリーナは300m防水。数字は控えめに見えても、レジャーダイビングや日常の水濡れには十分対応でき、信頼性の高さがロレックスの強みといえます。
耐磁性能については、オメガが先行しています。プラネットオーシャンにはマスタークロノメーター規格に準拠した耐磁性があり、最大15,000ガウスに耐える仕様です。これはパソコンやスマホの磁気にも影響されにくく、現代生活で特に安心できます。サブマリーナは耐磁性を公式には数値化していませんが、パラクロム製ヒゲゼンマイを採用し、安定した精度を維持する工夫がなされています。
まとめると、極限環境で使うならプラネットオーシャン、日常で信頼できる万能さならサブマリーナが選びやすいです。どちらも過剰に優秀なので、実際にはライフスタイルとの相性が鍵になります。

スペックは数字だけで比べがちですが、
実際の生活で本当に必要な性能かを考えると、選びやすくなりますよ。
ムーブメント精度の比較:マスタークロノメーターとスーパラティブ

時計の心臓部にあたるムーブメントは、ブランドごとの思想が色濃く表れる部分です。プラネットオーシャンとサブマリーナでは、どちらも高精度を誇りながら、認定規格や性能の強調点が異なります。
オメガのプラネットオーシャンは「マスタークロノメーター」認定を取得しています。これはスイス計量認定局(METAS)が定めた基準で、COSC認定に加え耐磁性・精度・パワーリザーブを実環境で検査するものです。磁気に強いシリコン製ヒゲゼンマイやコーアクシャル脱進機を備え、オーバーホール周期も長めに取れるのが利点です。
一方ロレックスのサブマリーナは「スーパラティブ・クロノメーター」を採用。COSC検定後に自社でさらに厳しいテストを行い、日差−2秒〜+2秒以内という業界最高水準の精度保証を実現しています。パラクロムヒゲゼンマイと高効率のパラフレックス耐震装置が組み合わされ、長年の使用でも安定した精度を発揮します。
つまり、オメガは「最新技術による耐磁・耐久性能」を強調し、ロレックスは「長期にわたり安定する精度と信頼性」を重視しているのです。
まとめると、技術革新を重視するならプラネットオーシャン、伝統と精度保証を重視するならサブマリーナという住み分けが見えてきます。

精度はどちらも一級品。
違いは“革新か伝統か”という価値観に近いかもしれませんね。
外装素材と視認性:ベゼル・夜光・風防の違い

外装と視認性は、時計の第一印象と実用性を決める重要要素です。プラネットオーシャンとサブマリーナを比べると、素材のこだわりや光の使い方に個性が現れます。
まずベゼル。サブマリーナにはロレックス独自のセラクロムベゼルが搭載され、プラチナコーティングの目盛りが光を受けて高級感を演出します。対してプラネットオーシャンもセラミック製ですが、数字部分にリキッドメタルを融合させる技術を採用し、深みのある光沢と立体感が特徴です。
視認性では塗料の違いが際立ちます。ロレックスは独自開発のクロマライトを使用し、青い光が約8時間持続します。オメガはスーパールミノバを基盤に、針やインデックスで発光色を変える工夫を施し、暗所でも判別しやすい設計です。
風防については両ブランドとも傷に強いサファイアクリスタルを採用しており、耐久性には差がありません。
具体的なシーンを挙げれば、暗い海中での判読性はオメガに分があり、日常使いでの上質な輝きはロレックスが得意といえます。
要するに、機能を取るか、質感を取るかで選択肢が変わる部分です。

同じ“セラミックベゼル”でも、各社の工夫で印象は大きく変わります。
細部の違いを見比べると楽しさが増しますよ。
デザインとカラーバリエーション(黒・青・緑サブ、サマーブルー)
デザインの多様性は、時計を選ぶ際の大きな決め手になります。プラネットオーシャンとサブマリーナは、どちらも定番色を押さえつつ、ブランドの個性を表すカラー展開をしています。
サブマリーナは「黒サブ」が最もベーシックで、スーツにもカジュアルにも合わせやすい万能モデルです。さらに、ロレックスの象徴ともいえるグリーンサブ(通称ハルクやスターバックス)や、ラグジュアリー感の強い青サブなどが人気を集めています。これらは市場流通量が限られており、希少性が価値を押し上げる要因となっています。
一方プラネットオーシャンは、よりスポーティでカラフルな展開が目立ちます。サマーブルーのように海をイメージしたグラデーションや、オレンジの差し色を効かせたモデルなど、個性を楽しめるデザインが豊富です。加えて、サイズ違いやラバーストラップ仕様など、スタイルに応じた選択肢が広がっています。
まとめると、落ち着いた伝統的デザインを求めるならサブマリーナ、冒険的で遊び心ある色使いを好むならプラネットオーシャンが向いているといえるでしょう。

スーツに映える黒サブ、海を思わせるサマーブルー。
あなたの生活シーンに寄り添う色を選ぶと、時計が一層輝きますよ。
プラネットオーシャンとサブマリーナの選び方

価格と維持費の比較:正規・並行・オーバーホール
購入コストと維持費は、長期的な満足度を左右する重要なポイントです。サブマリーナとプラネットオーシャンでは、この部分に明確な差が見られます。
まず価格帯。サブマリーナの正規店価格は約150万円前後とされ、並行輸入でもおよそ120万円以上が相場です(2025年時点)。一方、プラネットオーシャンは正規で80万円前後、並行では60万円台から見つかることもあります。初期投資額はオメガの方が明らかに抑えられるといえるでしょう。
次に維持費。どちらも機械式時計のため、オーバーホール(分解掃除)が5~10年ごとに必要です。ロレックスは約10万円前後、オメガは7万円前後が目安ですが、特殊機能やクロノグラフ搭載機は追加料金がかかる場合もあります。
さらに注目すべきは、オメガが採用するコーアクシャル機構。摩耗を抑える設計のため、オーバーホール間隔が延びるメリットがあります。その分、長期的な維持費も軽くなる可能性が高いです。
結論として、初期費用も維持費も抑えたいならプラネットオーシャン、有名ブランドの安心感とリセール重視ならサブマリーナが選択肢となります。

最初の支出だけでなく、10年先の維持費まで想定して選ぶと失敗しません。
価格と価値のバランスを考えることが大切ですよ。
リセールと資産性の違い:相場と将来価値

資産性を重視するなら、サブマリーナの優位性は明白です。ロレックスは世界的な需要が高く、供給量が限られているため、中古市場でも価格が下がりにくい傾向があります。場合によっては購入時より高値で売却できるケースも見られます。
一方で、プラネットオーシャンは新品購入時の価格こそ控えめですが、リセールバリューはサブマリーナほど強くありません。中古市場では流通量が多く、値下がり幅も比較的大きいのが実情です。ただし、限定モデルや人気カラーは例外的に安定した需要を持つ場合があります。
この差は、ブランド戦略にも起因します。ロレックスは需要を超える供給を行わず、資産価値を保つ仕組みを築いています。オメガは幅広いラインナップを展開しているため、選択肢の多さは魅力ですが、希少性という面では弱みになります。
まとめると、資産性を第一に考えるならサブマリーナ、実用時計として使い込みたいならプラネットオーシャンが選びやすいと言えるでしょう。時計を資産と捉えるか、日常の相棒と考えるかで答えは変わります。

投資としての視点ならサブマリーナ、日常の満足度ならプラネットオーシャン。
どちらを優先するかで選択肢ははっきりしてきますよ。
デイトとノンデイトの選び方:利便性とデザイン性

デイト表示の有無は、使い勝手と見た目の印象を大きく左右する要素です。サブマリーナとプラネットオーシャンは、どちらも日付表示あり・なしのモデルが存在し、好みに応じて選べます。
デイト付きは、日常生活で予定を確認するときに便利です。特にビジネスシーンでは、手帳やスマホを取り出さなくても瞬時に確認できる利点があります。一方で、文字盤のバランスが変わり、デザイン的に好みが分かれる点も見逃せません。サブマリーナのデイトモデルには、ロレックス独自のサイクロップレンズが搭載されており、数字を拡大して見やすくしています。
ノンデイトはシンプルさが魅力です。文字盤が左右対称に整い、クラシックな雰囲気を漂わせます。視認性に優れ、余計な機能を排した「原点のダイバーズウォッチ」としての価値も高く評価されています。
結論として、利便性を重視するならデイト付き、デザインの純粋さや価格面を優先するならノンデイトが適しています。前述のようにサブマリーナはデイト・ノンデイトで価格差があり、購入時の判断材料にもなります。

日付の便利さを取るか、シンプルな美しさを選ぶか。
この違いこそ、時計選びの楽しさのひとつなんです。
使い方別おすすめモデル:ダイビング・ビジネス・普段使い

時計は単なる時間を知る道具ではなく、使うシーンに合わせて選ぶことで真価を発揮します。プラネットオーシャンとサブマリーナも用途ごとに適したモデルがあります。
ダイビング用途なら、防水性能600mを誇るプラネットオーシャンが強みを発揮します。飽和潜水対応の設計やヘリウムエスケープバルブは、プロ仕様を求める方に心強い存在です。
ビジネスシーンでは、控えめながらも高級感が漂うサブマリーナ ノンデイトが人気です。スーツとの相性がよく、派手さを抑えたデザインは信頼感を与えます。プラネットオーシャンのアクアテラも同様に、フォーマル寄りの雰囲気で活躍します。
普段使いを意識するなら、デザインや着け心地がポイントです。カラーバリエーションが豊富なシーマスターシリーズや、軽量なチタンモデルはカジュアルな服装にも自然に溶け込みます。一方、サブマリーナは定番の存在感があり、日常にラグジュアリーな雰囲気をプラスできます。
まとめると、用途に応じて「機能性重視=プラネットオーシャン」「資産性や汎用性重視=サブマリーナ」という選択が参考になります。

腕時計は生活のパートナーです。どんな場面で輝かせたいか、イメージして選ぶと後悔が少なくなりますよ。
失敗しない購入の試着チェックリスト
試着は腕時計選びで欠かせないステップです。写真やスペック表だけでは、実際の装着感や印象を判断しきれません。サブマリーナとプラネットオーシャンを比べると、サイズ感や厚みの違いが体感で分かります。
チェックすべきポイントは以下の通りです。
- サイズ感:ケース径や厚みが自分の腕に合っているか
- 重量感:長時間の着用で負担にならないか
- ベルトの快適さ:ステンレス、ラバー、ブレスレットの装着感
- 視認性:室内や屋外で文字盤が見やすいか
- 袖口との相性:スーツやシャツのカフスに収まりやすいか
これらを意識して確認すれば、購入後の後悔を防げます。特にプラネットオーシャンは厚みがあり、ダイバーズらしい迫力がありますが、シャツスタイルでは存在感が強く出やすいです。一方サブマリーナは万能型で、多様なシーンに馴染みやすい設計になっています。
結果的に、スペック表では見えない「実際の装着体験」こそ最終判断の決め手となります。

試着で感じた直感はとても大切です。数字では割り切れない“しっくり感”が、長く愛せる一本を決めるポイントですよ。
総まとめの比較早見表:買うならどっち?

ここまでの内容を整理すると、プラネットオーシャンとサブマリーナの違いは「機能性」と「資産性」に大別できることが分かります。細かな特徴を視覚的に把握するため、以下の表にまとめました。
項目 | プラネットオーシャン | サブマリーナ |
---|---|---|
防水性能 | 600m(飽和潜水対応) | 300m(日常ダイビング十分) |
ムーブメント | マスタークロノメーター認定 | スーパラティブクロノメーター認定 |
デザイン | 厚みがあり迫力、カラー多彩 | シンプルで万能、伝統的 |
価格帯 | 比較的手頃、選択肢が広い | 高額で限定的 |
リセール価値 | やや低め | 高い、資産性抜群 |
用途 | プロダイバーやスポーツ派 | ビジネス・資産性重視派 |
この比較から見えるのは、性能重視ならプラネットオーシャン、資産性やブランド力を重視するならサブマリーナという選び方です。どちらも優れた腕時計であり、最終的には「自分の生活スタイル」と「長期的な価値観」に合う方を選ぶのが最適といえます。

最後は“どこで使うか”と“どこに価値を置くか”。
その答えを自分で見つけたとき、最高の一本に出会えますよ。
まとめ|プラネットオーシャンとサブマリーナの比較と選び方
記事のポイントをまとめます。
- プラネットオーシャンは六百メートル防水対応のプロ仕様ダイバーズモデル
- サブマリーナは三百メートル防水で日常用途に強みを持つ定番モデル
- プラネットオーシャンは厚みと重量感があり装着感に存在感を示す設計
- サブマリーナはケース厚を抑えスーツにも合わせやすいバランス設計
- プラネットオーシャンはマスタークロノメーター認定の高耐磁ムーブメント搭載
- サブマリーナはスーパラティブクロノメーター認定の精度と耐久性を両立する構造
- プラネットオーシャンはサマーブルーなど鮮やかなカラーバリエーションを展開
- サブマリーナは黒青緑のシンプルなカラー展開で普遍性を維持
- プラネットオーシャンはオメガ独自のセラミックベゼルとリキッドメタル採用
- サブマリーナはロレックス独自のセラクロムベゼルで耐傷性を強化
- プラネットオーシャンは正規新品価格が百万円前後で入手しやすい水準
- サブマリーナは正規価格より並行輸入で高騰する人気市場相場
- プラネットオーシャンはリセール価値は控えめだが実用性が高い位置づけ
- サブマリーナは高い資産性を持ち中古市場で値上がりするケースも多い
- プラネットオーシャンはスポーツ寄りデザインでアクティブ用途に適する一方
- サブマリーナはシンプルな外観でビジネスやフォーマルにも溶け込む特徴
プラネットオーシャンとサブマリーナは性能やデザインの方向性が大きく異なり、どちらを選ぶかは用途とライフスタイル次第となります。
本記事では防水性能やムーブメント精度、価格や資産性まで網羅的に整理しました。
比較を通じてあなたに合う一本を見極められたなら幸いです。
コメント